個別指導塾のデメリット

指導内容が分かりにくい

受験を控えた子供を持つ親として、気になるのが「個別指導塾」についてです。ワンツーマンの指導を受けられるため、子供の成績が上がりやすいというイメージが先行しています。しかし個別指導塾にもデメリットがあります。 まず、「指導内容が分かりにくい」という点です。集団授業の塾の場合は、学習内容のカリキュラムが分かりやすく掲示されていることがほとんどですが、個別指導塾で受ける指導は、事前に発表されていないケースが多くなっています。これは個別指導の特徴として、「生徒に合わせたオーダーメイドの指導」という売りがあるためです。自分の子供に合わせた指導をしてもらえるのは嬉しいものの、どのような指導なのかは受けてみないと分かりません。

ハズレの講師にあたるリスク

個別指導塾を利用した場合の二つ目のデメリットは、「講師の質の問題」になります。集団授業の塾の講師についての同じ問題がありますが、多くの生徒を指導するため、多くの生徒の目に触れます。そのため指導力があるかどうかは短期間で分かり、指導力がない講師は淘汰されます。

一方、個別指導の講師は、生徒と一対一で指導を行います。その講師が前年に数人の生徒しか受け持っていない場合、サンプルが少なく、その講師が優秀かそうでないか、判断がつかないでしょう。また塾の管理者の目が届きにくいというデメリットもあります。講師と生徒が友達のようになった場合、生徒が講師をかばうかもしれません。このように個別指導塾の教室はブラックボックスのようになりやすいというリスクを抱えています。

© Copyright Type And Characteristics. All Rights Reserved.